水沢競馬を完全攻略!コース特性と水沢に強い予想サイト3選

水沢競馬1600mコース解説 地方競馬

水沢競馬場と聞いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

恐らく、初心者の方であれば「よくわからない」と思われるでしょうし、ベテランの方でも「地味」などと思われがちかもしれません。確かに、冬季には開催がなく地理的にも気軽に行ける人は少ないでしょう。

しかし、水沢競馬場はとても予想しがいのある競馬場なんです!

今回は水沢競馬場にはどのような特徴があって、どのような予想サイトが良いのかを紹介したいと思います。

競馬場 ダートコースとゴール版

水沢競馬場の3つの特徴

水沢競馬場は、盛岡競馬場とともに岩手競馬を形成しています。開催は盛岡と交互に行われ、競走馬も出走レースによって盛岡と水沢を行き来します。開催される主なレースは、東北優駿(岩手ダービー)やみちのく大賞典などです。なお、1月から3月の冬季は積雪や寒さのためレースが休止されます。

それらも踏まえた水沢競馬場の特徴は以下の3点です。

1.どのコースでも内枠先行が有利
2.盛岡競馬の成績はあまり関係ない
3.冬・春先は大荒れになりやすい

それでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

水沢競馬場のコース概略

水沢競馬場のコースは1周1200メートルの右回りでフルゲートは12頭です。また、高低差はほとんどありません。施行できるレースとしては850m、1300m、1400m、1600m、1800m、1900m、2000m、2500mの8種類がありますが、平場のレースでは1800m以下が使用され、それ以上の距離は重賞など格の高いレースでのみ使用されます。今回はレース数の多い1300m、1400m、1600m、1800mのコースについて簡単に見ていきます。

また、基本的に水沢競馬場ではどのコースでも内枠先行が有利という特徴があります。これは小回りコースに共通する特徴で他の地方競馬でも同じような傾向があります。

では具体的に各コースについてみていきましょう。

1300mコース

スタートはスタンド側の中ほどです。1コーナーまでの距離は172mと短く、レース自体の距離も短いため先行馬が有利となります。そのため、先行争いが激しくなりますが、一方であえて後方に控えて向こう正面から34コーナーで差しに行くことも可能であり、そうした騎乗をできる騎手は抑えておきたいところです。

水沢競馬1300mコース解説

1400mコース

スタートは1300mコースより100m下がった場所でちょうどスタンド側の直線入口付近です。1コーナーまでの距離が長くなり他のコースよりは外枠の馬も走りやすくなります。距離が少しだけ長くなる分、1300mで走り慣れていた馬が出走してきた場合などには終いが甘くなる可能性があるでしょう。

水沢競馬1400mコース解説

1600mコース

4コーナー奥のポケットからスタートし、すぐに向きを変えてコーナーに合流していく形となります。内枠が断然有利となりますが、いかにロスなく立ち回れるかが重要でロスがなければ逃げも差しも決まる可能性があるでしょう。また、スタート直後に向きが変わることもあってか前半で加速しにくくペースは緩くなりやすいです。

水沢競馬1600mコース解説

1800mコース

3コーナー手前からのスタートでコーナーまでの距離はわずか72mしかありません。外枠の馬はそのまま外側を振り回されるため、圧倒的に内枠が有利です。真ん中の枠の馬は無理やりインにつけるか控えて内側を回るかという選択になりますが、そうした馬に展開が向いてくると逃げ先行馬の中に差し馬が届いてくる形になります。そのため、基本的には内枠の逃げ先行馬で組み立てつつ、真ん中の枠の馬にも注目する必要があります。

水沢競馬1800mコース解説

以上がコースごとの特徴です。

内枠先行を基本としながら、差しの実力馬などを考慮できると予想を当てやすくなるでしょう。

盛岡競馬との関連

冒頭で説明したように水沢競馬場も盛岡競馬場も岩手競馬の競馬場ですので多くの馬が開催ごとに互いに行き来して出走しています。そのため、岩手競馬では水沢競馬で出走する馬の前5走を見ると盛岡競馬でのレースも含まれることがほとんどです。

その中には盛岡競馬で好走している馬もいますが、そうした馬をすぐに予想に組み込むのは良い手ではありません。

それは、「盛岡競馬場と水沢競馬場は全く違う」からです。

下の表に主な違いについて簡単にまとめました。

盛岡競馬場 水沢競馬場
1周 1600m 1200m
周回 左回り 右回り
フルゲート 16頭 12頭
高低差 4.4m(ダート) 0m

このように、距離も周回方向も出走頭数も全く違うことが分かります。

そして、最大の違いが「高低差」です。

盛岡競馬場は全国の競馬場の中でも屈指の高低差を持っています。一方、水沢競馬場は高低差の全くないフラットなコースです。当然、馬に求められる力も変わります。

つまり、盛岡巧者は水沢では勝てないし、水沢巧者は盛岡では勝てないのです。前走などを見る場合はこうした点にも注意すべきでしょう。

冬・春先は大荒れ

水沢競馬場は冬の1月半ばまでレースが行われます。当然北国なので気温は低く、雪は毎日のように降ります。

そうすると、競馬場の馬場状態はどうなるでしょうか?

当然、全く乾かず不良馬場になります。そうなると、秋まで活躍していた馬が急に勝てなくなることも、秋までさっぱりだった馬が急に勝ちだすこともあります。そのため、冬は荒れやすくなります。

一方の春先ですが、1月半ばから3月末ごろまでの休止期間が明けると、岩手競馬は水沢開催から始まります。すると、ほとんどの馬は3か月程度の休み明けという同条件で走り始めます。岩手競馬だけでなくどこでも休み明けでも走れる馬もいれば叩いて良化する馬もいます。昨シーズンまでの実績から人気を集めた馬が全く走らないこともあり、春先も大荒れになりやすいです。

以上、水沢競馬場でのレースの特徴について見てきました。

しかし、どの馬なら水沢のコースで走れるのかを全て自分で予想するのは難しいですよね?

そこで今回は水沢競馬場を無料で予想してくれるサイトを3つ紹介します。

水沢競馬場の無料予想サイト3選

岩手競馬公式予想サイト「勝ちそーチャンネル」

勝ちそーチャンネル

岩手競馬では公式の予想サイトを持っています。それが「勝ちそーチャンネル」です。このサイトでは岩手競馬に精通した専門家が岩手競馬の全レースについて印をつけて予想しています。また、一部の専門家はコメントもつけており、買い目も公開しています。公式サイトの予想なので会員登録も不要で誰でも無料で見られます。しかも、各レース4,5人の予想が見れるため、予想がばらけるレースでは穴馬を探したり、一致しているレースでは相手を探したりというように予想を比較しながら自分の予想をどう組み立てていくかを考えることができます。

地方競馬は情報量が少ない中で、公式による提供がなされているのは貴重な情報源となるでしょう。

勝ちそーチャンネル⇒http://www.tesio.jp/

吉馬

 

吉馬

吉馬はWEB競馬新聞という形態をとっている予想サイトです。全国各地の地方競馬の出馬表を完全無料で見ることができます。その情報量は紙の競馬新聞と何ら遜色ありません

また、紙の競馬新聞は地域限定で発行されることもあります。そのため、水沢競馬の予想紙を九州などで買おうと思ってもなかなか難しいです。コンビニに行けば購入することも可能ですがコンビニまで行く手間や印刷する手間がかかってしまいます。

吉馬はそうした困難さを打ち破りました。

また、吉馬独自の特徴として「スピード指数」があります。競馬場・距離・馬場状態に応じたスピード指数というファクターを全レース、全出走馬で算出しており、その指数に応じたランク付けがなされています。印や推奨買い目はこれに応じてつけられているので分かりやすいです。

競馬新聞片手に予想したいという方にとっては他にないメリットでしょう。

吉馬⇒http://www.kichiuma-chiho.net/

オッズパーク

オッズパーク

オッズパークは地方競馬・競輪・オートレースの予想・投票ができるサイトです。中でも、地方競馬は予想を見て、馬券を買い、レース中継を見るというすべてが全てのレースででき、まさに万能なサイトです。

そんなオッズパークでは水沢競馬の予想も全レース閲覧することができます。予想は基本的に専門家による印がメインとなりますが、もしその日の注目レースに水沢競馬のレースが入った場合はレース展望や各馬の状況、推奨買い目などが記事となって見れるため、より簡単に予想することができます。特別競走や重賞などは注目レースになりやすいため、そうしたレースを予想するときには特に使いたいサイトでしょう。

オッズパーク⇒https://www.oddspark.com/keiba/

まとめ

以上、水沢競馬場の特徴と無料予想サイトについて見てきました。

開催日数もそこまで多くなく、情報も少ない競馬場ではありますが、特徴を理解し、予想サイトを参考にすることで自分なりのロジックを作ることが出来るでしょう。

1.岩手競馬公式予想サイト「勝ちそーチャンネル」
2.吉馬
3.オッズパーク

今は簡単には行けない状況ですが、また気軽に旅行できるようになったらぜひ現地で感染したい競馬場です!